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総務省統計局が発表した平成25年住宅・土地統計調査によりますと、全国の空家は820万戸で、平成20年と比較すると、「空き家」は63万戸、8.3%増加しているそうです。総住宅数の13.5%が空き家です。
ちなみに山口県での空き家率は16.2%で、全国平均を上回っています。
山口県の総世帯数は59.4万世帯で、総住宅数が70.6万戸ですから、総住宅数が総世帯数を上回り、空き家の増加が続きます。
2016年6月、宇部市は倒壊の危険があった同市秋山町の特定空き家に指定されていた空き家を行政代執行で解体撤去の作業を行いました。「空家対策の推進に関する特別措置法」に基づいた行政代執行は山口県内では初めてです。
かかった費用は約265万円だそうです。
わが国の住宅は既に大幅に余剰しており、このままいけば30年後には空家率が43%になるとの予測もあります。
所有者に解体の意思はあるものの、解体費用がかかり、税金が上がるとなると、なかなか決断出来ない事情もあります。……。
当事務所から車で10分くらいの場所に、木造一戸建ての大きな住宅が建っています。
ある日、所有者のご長男(県外在住)から電話がかかってきました。
「1人住まいの母が介護施設に入居したので、空き家になってしまいました。母が長年住んだ家なので、母の家に対する思い入れは強く、売却したことが知れると、母は落胆してしまいます。母の生前に売却することはできませんが、空き家のままにしておくのも無用心なので、管理の方をお願いしたい」
とのことでした。
早速、現地へ行ってみました。
土地は広く、家は由緒ありそうな大きなものです。登記事項を調べましたが、建築年月が記載されていません。かなりの年数が経っていることが判ります。
ご存知だと思いますが、家は人が住まなくなると老朽化は加速します。ご長男のご心配が痛いほど判ります。
ご長男に費用のことをお話したところ、快く承諾されましたので、現在、管理を続けています。
毎回、土地建物を見ていると愛着もわいてきます。
家の裏庭には、母屋と同じように老朽化した犬小屋がありました。犬小屋の主は当然ながらいません。
人も犬も木も花も、この場所で歳月を紡いできたものでしょう。
誰かが守らなくてはなりません。
空き家対策特別措置法が施行され、倒壊の危険がある「特定空き家」の所有者が、自治体の指導に基づく必要な改善措置を取らない場合、行政代執行で、空家を撤去できるようになりました。
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